ベタのマルちゃん備忘録日記

ベタのマルちゃんとの生活備忘録

薬浴中

[2020.8.21]

昨日がっつり残業して帰ってきて、水槽のライトが点灯してる時間なので、ライトの下でマルちゃんのいる水槽を見るのは初めてだなって覗き込むと、

 

ひと目で、「コショウ病」だ、って気付いて真っ青になる。

 

尾ひれも尻ビレも背ビレも、大量の胡椒をまぶしたようになってて、サビのような色になっている。身体にもサビ色がついている。

身体に異変がないか、よくよく観察していたつもりだったけど、こんなになるまでなんで気付かなかったんだ、って信じられない気持ちになる。

水槽の何が影響したんだろうって思ったけれど、どうやら、今まで金魚鉢とかにいたときはライトを使っていなかったけど、今日初めてライトの下でマルちゃんを見たとき、はっきり体表が見れて気付いた、ということらしい。でもライトを消してもはっきりコショウ病だってわかるくらい、進行してる。ライトで気付いたというのもあるけど、どう考えてもこの一日で一気に悪くなってる。

振り返ると、尾ひれを広げなくなった頃から、ちょっと尾ひれの色がくすんでるな…って感じてたけど、よく見ても'粒'と感じられるものは見えなかったから、コショウ病だとは気付かなかった…。多分ライトの下で見てたら、もう少し気付くのが早かったと思う…。

マルちゃんの様子を観察する。泳ぎ方が変。今までやってなかったのに、水槽に身体をこすりつけるような泳ぎ方をするし、せわしなくいったりきたり泳いだり、今まで見たことがない泳ぎ方…。エラを見ると、せわしなくエラが動いているのが見える。呼吸が苦しいところまできてる様子。

ネットで調べると、寄生虫がエラまで侵入してしまうと呼吸が苦しくなって酸欠で死んでしまう確率が高いらしい。身体へのサビ色の広がりを見ると、エラまで入っていておかしくないし、実際エラをしきりに動かしていて苦しそうだから、エラまできてる可能性が高い、と思う。

 

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コショウ病になってしまったマルちゃん…。細かい粒がヒレや身体に…。

ごめんね……。

 

マルちゃんのその様子を見て、もう、今晩が山かもしれない、明日までもたないかもしれない、と意識が遠のく。

 

当然、薬も持ってない。

明日買いに行くとしても、もう、明日まで待ってくれるかどうか……

 

ここまで病気が進行してる状態で、塩浴なんてもはや生ぬるいくらいのレベルだと思ったし、塩浴で病気を治せるとも思えなかった。けど、多分このまま明日薬入れるからって、何もしなかったら、明日の朝にはもう横たわってるくらいになってるって思って、塩浴から薬浴への切り替えとかもよくわからなかったけど、とにかく塩浴の準備を始める。

けど、当然スペアの水槽とかがあるわけじゃない。

調べると、バケツとかプラケースとかでも塩浴・薬浴はできるって紹介されてるけど、ずっと狭い金魚鉢の中にいたマルちゃんを、また狭い容器の中に戻す、というのがしたくなくて、(というか、コショウ病になった理由も、ド素人の私が、4Lしか入らない金魚鉢でマルちゃんを3週間とか過ごさせてたことが原因だったと感じてるから、また水量の少ない環境に戻す、というのはしたくなかった…)水槽の中の水草やらソイルやらフィルターやらを金魚鉢の中につっこんで、マルちゃんを水槽に残す、という強硬手段に出る。

 

この際だから、ソイルとかフィルターとかそのままで塩をぶちこむかとも思ったけど、せっかく数週間稼働してきたソイルやらフィルターやらの環境を0の状態に戻してしまうのは、マルちゃんが回復したとき、良い環境を用意してあげられないことになるので、またストレスを与えてしまうかもしれないと思ったから、ソイルやフィルターは生きてもらうようにする。

てか、水草を避けたときに、流木に巻き付けてたモスが少しだけ新芽を伸ばしてるような気がして、もしかして水草成長してる?!と感じて、この環境を壊してしまうのはもったいない、と思ったからというのもある。

コショウ病の寄生虫は、お魚さんがいない状態で48時間経つと死滅するらしいし、マルちゃんのいない場所でしばらく隔離すれば、またマルちゃんと同居できる相手にもなる。

 

作業してる間、ショックでずっと意識がぼーっとしてたけど、あれやこれやのバケツやらプラケースやらを駆使して、移管完了。

 

病気が発覚したら水換えが基本かもだけど、昨日水合わせして水槽に移ってもらったばかりで水換えは可哀想だったので、水はそのまま6Lほど残してマルちゃんにまた水槽に戻ってもらう。

 

マルちゃんは人懐っこい性格なので容器を水槽に入れると、なになに、と自分から探検しに入ってくるし、むしろ手を突っ込んだりしてても手に触るくらい近くをうろうろしたりするので、水をばたばたしててもあんまり嫌がらずに容器から容器へ移動してくれるし、作業を見物してくれるので助かる…。可愛い…。

 

で、残った6Lの水に塩タブレットを規定量の12粒溶かすことにする。

 

緊急事態なので、割と2粒ずつぐらい、完全に溶けたら追加、みたいな感じで塩を追加していって、さすがに12粒一気に溶かすのは怖いなと思って、半分とちょっと溶かしたくらいで、とりあえずもう寝ることにする。

 

ここまでで、夜中の3時過ぎ。(笑)

 

翌日起きてから残りの塩タブレットを溶かして、塩浴開始。

ちょうど在宅ワークの日で良かった…

けど深夜まで作業してたから完全に寝不足でまったく頭が回らんくて、仕事にならなかった。(笑)

 

塩が効いたのか、マルちゃんは昨日の夜の様子よりは元気になっている気がする。

 

仕事してる私に代わって家族が薬と薬浴用の小型水槽を買ってきてくれる。愛されてるマルちゃん。

 

薬はグリーンFクリアー。100均の注射器型スポイトがあったから、液体の検量はできる自信あったけど、粉末の計量に自信がなかったので、液体のものを選んできてもらう。

 

水槽は、水作さんの「金魚ファミリー」。10L程度入る水槽で一番安いの、と注文つけていたら、S水槽に投げ込み式フィルターとエアーポンプとかがセットでついてるこれが、単品で売られてる小型水槽よりも安かったらしい。なんか金魚用品セールやってたみたい。スペアのろ過器ゲットは嬉しい。

金魚用とかの売り文句書かれてる縁あり水槽ってアクリル製なんだと思ってたけど、ガラス製なのね…。でも、底がプラスチックなのでオールガラスより断然軽くて、使いやすい。。。!見た目がおしゃれじゃないからってあんまり選択肢に入れてなかったけど、機能性やばい。オールガラスはインテリアにはなるけど、ちょっと傾けるだけでも手をすべらせないように…とか神経使うので、フチあり水槽の安心感に癒やされる。

 

寝不足で頭が朦朧としながらも仕事を終え、薬浴の準備を始める。

 

どうやら、薬浴と塩浴は併用できるものらしい。

グリーンFクリアーと塩浴併用、というドンピシャな情報は見つけられなかったけれど、しちゃいけない!みたいな記事も出てこないので、大丈夫だろうと塩浴+薬浴の方法を取ることにする。

すでにしっかり塩を溶かしてたので、いきなり無塩の状態にするのはきつかったし、1/3水換えして、新しく入れる薬入りのお水は無塩にして、少し塩の濃度を落とした状態で、薬浴を開始することにする。

オールガラスの30cm水槽から、薬浴用のS水槽へマルちゃんを移す。

30cm水槽よりもS水槽の方が若干幅が広くて、思ったより浅くなってしまう。

 

マルちゃんをS水槽に移して、徐々に薬を投入してると、暴れるように泳いで、壁面に突撃したり異常行動を見せるので、薬が合わないのかなって焦る。

ふと水温大丈夫かなって指をつっこむと、なんか、ゆだってない、、、?!?!って気付いて、焦ってヒーターを止める。どうやら水深が浅すぎて、ヒーターの上部が異常に熱くなってしまっていた。

ヒーターの近くだけ高温になってしまっていたけど、全体の水温は30度以下になってたので、なんとかギリギリ「ゆだる」まではいかなかった・・・。ヒーターを外すと、マルちゃんの異常行動もなくなって、落ち着く。

あと少し気付くのが遅かったら、急激な水温変化でマルちゃんに激しいダメージを与えるところだった……、ほんとにあぶなかった。

ヒーターがちゃんと水に漬かってれば大丈夫なのだと思ってたけど、水深が浅すぎる場所で使うのもだめなのか……。

てかこれ空焚き状態になったってことなのかどうなのか。このヒーターってもう壊れたのか?

不安なので、一旦別のとこでテストしてから使うことにする。。

 

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昨日の夜は、ほんとにもうダメかと思ったけど、なんとか今まで生きてる。

今日も生きててくれてありがとう…。

塩浴が良かったのか、今はちょっとエラの動きは落ち着いてるときもあって、若干元気が出てきてる気がする。

あと食欲はめちゃくちゃある。それが今の救い。

塩浴中・薬浴中のエサやりは、減らした方が良いって言われてるみたいだけど、これだけ食欲あるし、しっかり食べさせて体力つけてもらおうと思って昨日からがっつりエサあげてる。

昨日は朝3粒、夜9粒!

今日は朝3粒、昼3粒、夜4粒。

なんか非常に快便で、ふと見るとよく糞してる。

消化できてるってことは、まだ身体が元気な証拠な気がする。

 

塩浴開始してからのマルちゃんの様子を見てて、もしかしたら、薬浴で寄生虫撲滅を乗り越えられるかもしれない、って希望を持ち始めてる…。